人的資本経営(社内環境整備)

働き方改革

自律的で多様な働き方が可能な就労環境整備

 全社的な働き方改革運動「スマート・ワーキング・チャレンジ」として、「マネジメント改革」、「意識改革」、「業務改革」および「能力開発」に取り組み、インプット(労働投入)の効率化を図っています。

<働き方改革運動~スマート・ワーキング・チャレンジ~>

  1. 1カエル運動(早帰り・生産性向上に向けた行動基準の徹底)
  2. 2時間管理徹底運動(休日・時間外労働に関する基本ルールの徹底)
  3. 3ワーク・ライフ・マネジメントの取組みに関する自主目標設定および進捗管理
  4. 4時間外命令フロー徹底運動
  5. 5健康経営推奨項目(ウェアラブル端末「Fitbit」の推奨値、禁煙デーの推奨)

時間外労働時間数推移など
時間外命令フロー徹底運動(退行時刻宣言カードの活用)

インプットの効率化にあわせて、従業員一人ひとりのエンゲージメントを高めることで、アウトプット(付加価値)を最大化すべく、「完全フレックスタイム制度」や「在宅勤務制度」、「ビジネスカジュアル」、「副業制度」などの自律的で多様な働き方を促進するための諸制度を導入し、従業員が「働きやすく」「働きがいある」職場環境の整備に努めています。


<完全フレックスタイム制度>

完全フレックスタイム制度

完全フレックスタイム制度は、コアタイム(必ず勤務しなければならない時間)を設けず、フレキシブルタイム(いつ登行・退行してもよい時間帯)の中で、従業員が各自で始業・就業の時間を自主的に決定する制度です。
業務の繁忙・閑散やお客さまの都合に応じ、早く帰れる日は早く退行し、その分を別の日の業務に振り向けることで、業務の効率化や生産性の向上が可能となります。また、育児・介護や病気といった事情がある場合にも、より柔軟な働き方が可能となっています。


<ビジネスカジュアル>

ビジネスカジュアル

ビジネスカジュアルは、多様な価値観や新しい発想を尊重する職場環境づくりを図るとともに、環境変化に柔軟に対応でき創造性あふれる組織風土への変革の機運を高めることなどを目的に導入しています。
洗練された社会人としてTPO(時・場所・場面)に適した服装等を選択することで、「自律的で多様性ある組織」を体現しています。


<副業制度>

副業制度
副業制度
副業制度

従業員が副業を通じて知識、スキル、人脈等を得ることを支援することを目的に副業制度を導入しています。副業をしている従業員からは、「行内では得られない知見やスキルの習得に役立っている」「モチベーションアップにつながっている」「マーケティングのノウハウを学ぶことができた」などの声が上がっています。

【副業の条件】

  • 副業先と雇用契約を結ばない「個人事業主型」であること
  • 副業先業務が当行の業務と競合しないこと
  • 副業先業務において、当行の機密情報および営業秘密の漏えいおよび無断利用の恐れがないこと など

【副業の事例】
 パソコン修理業、Webサイト開発、似顔絵・イラスト・デザインの販売、小物雑貨の制作・販売、舞台芸術活動、飲食関係企画、スポーツの審判、ピアノ・ヴァイオリン講師、狩猟業、動画撮影・編集、Webライティング など


「やりがい」「働きがい」ある職場環境の整備

 グループ一体で取り組んでいるCX向上のためにも従業員エンゲージメントの向上が重要であり、伊予銀行ではエンゲージメント計測ツール「wevox(ウィボックス)」を用いたエンゲージメントサーベイを毎月全従業員を対象に実施し、職場毎のエンゲージメントの状態を可視化、分析しています。その結果をもとに、エンゲージメント向上に向けたPDCAサイクルを回すことで、組織力向上や業績向上につなげていきたいと考えています。

 「やりがい」「働きがい」ある職場環境の整備
従業員のFinancial Well-Being実現に向けて

 当社グループでは、価値創造の源泉である従業員自身のFinancial Well-Beingの実現をサポートするため、確定拠出年金(DC)や確定給付年金(DB)、持株会等の福利厚生制度の充実など、従業員の資産形成支援の取り組みも強化しています。
 2023年4月には、物価上昇等の社会情勢を鑑み、1995年以来28年ぶりにベースアップを実施し、ベースアップの実施に合わせて初任給の引き上げを行いました。

従業員のFinancial Well-Being実現に向けて